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日本歴史研究専攻を受験されるみなさまへ

日本歴史研究専攻では面接試験において、主として修士論文(修士論文のない者については発表した学術論文等又はこれまでに行った研究の要旨)の内容及び志望研究内容についての外、出願者の専門分野についての質問を行っています。

平成29年度版

  • 1.【史料1】と【史料2】を読み、下記の問いに答えてください。
  • 問1.【史料1】は『中右記』寛治6年(1092)正月17日条の記事です。傍線部①の大意を述べてください。
    問2.【史料1】の傍線部②にある「故小野宮右府暦記」とは、一般的に何と呼ばれている記録ですか、答えください。また、傍線部②の大意を述べてください。
    問3.【史料2】は『中右記』寛治5年(1091)11月12日条の記事です。【史料1】にも登場した顕実は、【史料2】では何と呼ばれていますか、答えてください。また、【史料1】と【史料2】から、貴族社会における顕実の役割とはいかなるものだったことがわかりますか、答えてください。
  • 2.【史料3】と【史料4】は、いずれも文亀元年(1501)の後柏原天皇の即位用途の支出に関わる史料です。これらを読み、下記の問いに答えてください。
  • 問1.【史料3】と【史料4】を読み下してください。
    問2.【史料3】と【史料4】を踏まえると、即位用途の支出申請はどこから、どのようなルートを介して、どこへ伝えられたと考えられますか、答えてください。なお、万里小路は右中弁・蔵人頭の万里小路賢房、広光は伝秦の町広光、摂津中務大輔は摂津元親です。
  • (問1) 沖縄近現代史分析の方法として、「なまえ」を切り口とする意味について論ぜよ。
  • (問2) 歴史研究におけるオーラルヒストリーの方法論について、①オーラルヒストリーの方法論的な性格を、文書資料を用いた研究との違いを考慮しながら述べた上で、②自らの研究においてオーラルヒストリーをどう用いようと考えているのかを述べよ。

平成28年度版

  • (問題1) 死や死をめぐる文化についてのフィールドワークを行う際に留意すべき点を、その理由とともに述べなさい。
  • (問題2)次の史料は『看聞日記』の応永29年(1422)9月6・7日の条である。
    (1)『看聞日記』の史料的な性質について知るところを述べなさい。
    (2)この箇所から読み取れることは何か、宗教学・宗教史的な意味について述べなさい。
  • (問題3)仏教と葬送との関係について、研究現状を概観し、今後の課題について述べなさい。

平成27年度版

  • 下記3群の図版資料を利用し、用語をいくつか取り上げつつ、古墳時代後期社会の様相あるいは特質について自由に論述せよ。
    中期と後期との違い、後期と終末期以後との違いについても触れること。
    用語:倭王権・地域首長・器物の授受・威信財・儀礼様式・東と西・東アジア・6世紀
  •  
  • 炭素14年代法を実施する際には、試料に対する「海洋リザーバー効果」の影響を考慮する必要があります。
    1.「海洋リザーバー効果」とは何か,知っているところを述べなさい。
    2.炭素14年代法における海洋リザーバー効果の影響をできるだけ避けるには,どのような方法が考えられるかを述べなさい。

平成26年度版

  • 【問題1】 戦死者・戦没者の慰霊や祭祀に関する研究について、現状を概観し、今後の課題について述べなさい。
  • 【問題2】 観音信仰について、その研究の状況と残されている課題について述べなさい。
  • (1)以下の各群から1語以上を選択して、5世紀から6世紀にかけての東アジア世界の様相について、二話を講じること。その際に、「対外交流(相互交渉)」「権力の表象」「金工品」を念頭に置きつつ、各話を講ずること。
    [A群]南朝・宋書・遼寧北票喇嘛洞古墳群・馮素弗墓・太王陵・壁画古墳(徳興里古墳・双楹塚)・広開土王碑文
    [B群]公州水村里古墳群・武寧王陵・羅州伏岩里古墳群・慶山林堂洞古墳群・皇南大塚・飾履塚・天馬塚昌寧校洞古墳群・高霊池山洞古墳群
    [C群]古市・百舌鳥古墳群・大阪府七観古墳・同誉田丸山古墳・滋賀県新開1号墳・福井県二本松山古墳・大阪府長持山古墳・熊本県江田船山古墳・和歌山県大谷古墳・滋賀県鴨稲荷山古墳
  • (2)図1~4は、ある時期の日朝関係に関連するものである。ある時期とはいつか、また当時の日朝関係の動向をどのようなものと考えるか、図1~4を参考に、次の語句を用いて述べなさい。

平成25年度版

  • 図1は関東地方のある中世遺跡の発掘調査遺構配置図である。図2~6を参考に、この遺跡について述べよ。
  • 別紙の史料について答えなさい。
    (1)これは何と呼ばれる史料ですか。答えなさい。
    (2)この史料の性格および、この史料を研究や展示で利用するときの留意点について述べなさい。
    (3)これに対して、18世紀初め、幕府が新たに編修した家譜を何と呼ぶか、答えなさい。
    (4)この史料の特徴を、(1)の史料と比較して述べなさい。
  • (問1)神楽の歴史と民俗について、古代・中世・近世・近現代の変遷を担い手である宗教者・芸能者や地域との関わりを考慮して説明しなさい。
  • (問2)あなたの研究課題について、いずれの学問・研究分野に属し、どのような資料を用いて研究を進めるのか、また、その特色について説明しなさい。

平成24年度版

  • これまでのハワイや北米への移民に関する研究において、とりわけ分析対象の設定の仕方や、日系人が生活した地域社会への理解を巡り、その一般的な傾向と問題点を説明して下さい。
  • ハワイの戦時強制収容に関し、メインランドとの対比においてどのような特徴があるかを、歴史として共有されるようになった過程と併せて説明して下さい。
  • 官務の上司である命令権者について、院政・鎌倉期と、室町戦国期の時代的な相違点と共通点をのべてください。
  • 職事弁官政治論を巡る論争について、室町戦国期の公家研究との関係において考えていることをのべてください。
  • 古文書の写真プリント(別紙)について、以下の問いに答えて下さい。
    (1)まず音読して下さい。
    (2)次に意味を説明して下さい。
    (3)温泉地にとってこの文書がどのような意味をもったか説明して下さい。

平成22年度版

  • 次の図を参照して、古墳時代の積石塚について解説しなさい。
  • ガラス製品や釉薬を対象としてこれまでに行われている自然科学的な分析法をあげ、それらを行うための適切な前処理法、長所・短所、データの有効性や限界などについて説明して下さい。また、これまではほとんど行われていないが、これらの資料の研究に有効ではないかとあなたが考えている方法があれば、それを述べて下さい。
  • 武器、犠牲者、大型環濠集落、高地性集落などから考えられる、弥生時代の「戦争」について解説しなさい。

平成21年度版

  • 次の図を参照して、上円下方墳について論じてください。
  • 陶磁器研究において、生産地である窯跡出土資料と消費地である生活遺跡出土の分析概念や方法、各々の資料がもつ特性と限界などについて述べなさい。また、可能ならば自分の研究志望テーマと関連づけて説明しなさい。
  • (問1)写真の遺物は、下図のSK3600地点から出土した。これについて説明せよ。
  • (問2)別紙の史料の性格を答え、この史料を用いて「陰陽師」の職掌について簡単に説明せよ。
    別紙の古文書のコピーを音読し、次に逐語訳をしなさい。そのうえで、注目すべき論点をあげなさい。
  • つぎの古文書をみて質問に答えよ。
    (1)まず読み取ってください。
    (2)発給者はだれでどういう立場の人間ですか。
    (3)由奉幣とはなんですか。
    (4)殿下が官庁を巡検したとはどういうことですか。
    (5)この文書は禁裏のどの部署でやりとりされたものと考えますか。

平成20年度版

  • 弥生文化と韓半島の青銅器文化の家畜のちがい、とくにブタの問題について述べよ。
  • 1.「引き揚げ問題」の研究史について、自分の問題意識を軸に、これまでの研究を批評して下さい。特に、成田龍一氏と阿部安成氏の研究に焦点をあてて。
    2.「引き揚げ問題」に関する資料の残存状況の概略(韓国・台湾・アメリカを含めて)をのべ、今後の研究の資料的アプローチの方法について、述べて下さい。
  • 妖怪に関する先駆的な研究を展開した井上円了の妖怪論の特徴について述べ、柳田国男の妖怪論との違いを指摘しなさい。
  • (問1)中世の注釈活動を示す資料の特質とそれらを民俗資料として用いることができるか、どうか、さらに用いた場合の可能性と問題点について述べなさい。
    (問2)「聞きなし」の具体的な事例を挙げ、それらの文化史・民俗学的意味について述べなさい。
  • 戦争にまつわる民俗をとりあげる際、自身の研究にとって重要だと考えるテーマを一つないし二つあげて、その意義や見通しについて述べなさい。

平成19年度版

  • つぎの二つの横穴式石室―馬絹古墳と桜土手1号墳―について、形態・構造の特徴や築造時期、ならびに地域的な特色などについて論じてください。(図は別紙)
  • 次の考古資料に関して、その名称や年代、想定される出土地について説明しなさい。また、これらの遺物群がもつ機能や問題点などについて論じ、可能ならば、あなたの研究志望テーマと関わらせて、その意味を論じなさい。 (写真は別添)
  • (問1)『日本書紀』継体紀と『筑後国風土記』逸文に書かれた磐井の乱関係の記述について、それぞれ史料批判すべき点と史料として扱える点について述べなさい。
    (問2)大宰府の役割と成立時期について説明してください。
  • (1)近世・近代の利根川およびその水系(かつての印旛沼や手賀沼なども含めて)における河川交通と民俗芸能はどのような関係があるのか。今後の調査を考慮に入れながら、その見通しについて述べなさい。
    (2)修験道の修行・祈祷と芸能についての関係を述べなさい。なお、答えるにあたっては主な先行研究にも言及してほしい。(1)修験道・修験者の芸能の特質について修行・祈祷との関係を中心に、具体例を挙げて説明せよ。(2)修験道の祈祷・芸能の地域における受容と伝承について、その他の芸能や祭礼と比較しながら説明せよ。
  • 次の史料を音読し、内容を含んだ表題をつけなさい。どのような点に注目するか、述べなさい。(史料は別添)
  • 縄文時代から古代における本州と沖縄 地方との関係について述べよ。
  • 別図に示した金属装飾大刀の把頭について、各々の型式名を述べ、それらの系統や使用年代に特徴があれば、指摘しなさい。また、朝鮮半島における大刀との関係について、自身の見解を述べなさい。
  • 民俗学の口承文芸研究の領域において、(1)口説(くどき)がどのような位置を占めるかについて述べなさい。また(2)研究の現状をふまえて伝説研究の課題についてあなたの考えを述べなさい。

平成18年度版

  • 次の文書の指定された箇所を読んで、解釈せよ。
  • 次の写真にて呈示した資料について、名称や想定される出土地、年代など、資料に関する具体的な説明をし、それらの資料群がもつ意味について、自由に論じよ。また、自分の研究志望テーマとも関連づけることができれば、それについても述べよ。
  • 戦後の自由主義思想研究の中で、今後の自分の研究にとって重要だと考える研究を1つないし2つあげ、その特徴をのべて下さい。
  • 戦後の天皇制思想史研究の中で、今後の自分の研究にとって重要だと考える研究を1つないし2つあげ、その特徴をのべて下さい。
  • 別紙(pdfファイル)に示すデータベースのデータ項目から読み取れる課題について指摘するとともに、これを要素に分割し、クラス図を描いて論じなさい。
  • いわゆる倭系遺物とされる考古資料を提示し、その資料の名称・用途・想定される出土地、時期について質問。本資料をめぐる最大の問題点を解決するために必要をと思われる調査・研究の方法について考えるところを自由にのべさせる。GISを用いた研究も含む。当日は館蔵の馬形帯鉤を用います。
  • 次の考古資料に関して、その名称・使用法・他の類似資料との系統や年代の相異・分布地の傾向について述べなさい。また、日本列島で出土することの背景について、見解があれば自由に論じなさい。
  • 民俗学における生業研究の動向について述べよ。
  • (問1)炭素14年代測定には、ベータ線測定(液体シンチレーション法)とAMS法がある。それぞれ測定法の概略を簡潔に述べ、その特徴をメリットとデメリットに分けて示せ。また、一般にベータ線法の方が測定の下限(古い年代の限界)がAMS法に比べ若いがそのおもな理由について述べよ。
    (問2)次の遺物は、目的に照らして炭素14年代測定に適しているか?適さない場合、その理由について述べよ。別途表あり
  • 柳田國男が『妖怪談義』で説いた妖怪(お化け)と幽霊の違いについて述べなさい。
    この柳田の説にもとづいて現代の幽霊にまつわる伝承を解釈した場合、どのような問題点があると思いますか。
  • 歴史資料の理化学的分析手法として、蛍光X線分析法がなぜ有用であるのか、その理由を述べてください。また、もし問題点があるとすれば、何が問題であるのかを説明してください。
  • 別紙の史料を声に出して読みなさい。読んだところまでの大意を述べなさい。この史料はどのように使えるか、考えたことを述べなさい。語句について質問「分郷」「人別」

平成17年度版

  • 富士信仰に関連して、次の(1)、(2)について簡潔に説明してみてください。
    (1)長谷川角行 (2)食行身録
  • 別紙の史料を声に出して読みなさい。読んだところまでの大意を述べなさい。この史料はどのように使えるか、考えたことを述べなさい。
  • 明治0-20年代の府県性についての研究でもっとも注目している(参考にしている)ものを一つあげ、なぜ注目しているか、述べなさい。
  • 沖縄・奄美地方の民間宗教者に関して、例を挙げて次の(1)、(2)について説明してください。
    (1)成巫の課程、儀礼 (2)成巫の課程における呪的言語の獲得
  • 近代日本の自由主義に関する、次の図の意味を説明してください。またこのマトリックスについての批評をのべてください。
    出典:多田道太郎「解説」、多田道太郎編『自由主義』(現代日本思想大系)、筑摩書房、1965

平成16年度版

  • 他界観」という概念について説明してみてください。
  • 念仏をめぐる日本各地の民俗行事についていくつかの例を挙げてみてください。
  • 日本とくに東北地方の「家」について、その特徴を説明しなさい。
  • 土器の胎土の成分を蛍光X線分析法で調べる際の長所、短所、データの有効性や限界などについて説明してください。
  • ガラス製品の分析を行うにあたり、具体的にはどのような分析法を使い、どんな前処理をして行うのが適当と考えるか、それぞれの方法の限界や有効性とともに説明してください。
  • 成分の観点から見た、日本のガラス製品の歴史的変遷について、大まかな概略を説明してください。
  • 「秘府略」所引漢籍と先行類書との関係。
  • 校勘学におけるテキストの判断基準について。
  • 中国における校勘学の歴史について。
  • 近代以降の日本における漢籍の校勘学に関する研究成果と残された課題について。
  • 「曽我物語」の諸本は、内容上どのように分類され、それぞれのグループにはどのような写本が伝わっているか。またその相互の関係は。
  • 「曽我物語」が後世の文学史に与えた影響について。
  • 博物館教育に有効と思われる教育学の理論について、例を挙げて述べよ。
  • 各国の博物館界でまとめられた、博物館の教育的役割に言及した報告書類について、知る所を述べよ。

平成15年度版

  • 「共有」、「総有」および「私有」の概念の相違について論じなさい。
  • 都市民俗論とはどのようなものか論じなさい。
  • 二つのミンゾク学、つまり民族学と民俗学について、それそれの特徴を、特に儀礼研究の面から論じなさい。
  • 次に示す一群の陶磁器資料について、あなたの研究テーマとも関連させながら解説してください。

平成14年度版

  • 史料A(京都町触関係文書)及び史料B(京都町触関係文書)について音読させ、史料A・Bはそれぞれどのような性格を有するか質問。
  • 家族親族論の新たな民俗学的研究、若しくは、民俗学の近代について、このどちらか一方を選び、その最近の研究動向について質問。
  • 民俗学と隣接科学の研究方法の異同、参与観察法の意義について質問。
  • 次の考古資料に関して、その名称・用途・想定される出土地・年代(年代想定の根拠を含む)について質問。また、この資料に関する調査・研究の方法(従来の方法の問題点や限界と今後のあるべき方法)について自由に論じなさい。
  • 次の絵画資料(浮世絵等)について質問。
  • 次の本草学者の書状についての質問。

平成13年度版

  • ピエール・ノラの論文「思想」(2000.5)の社会史上の意義について質問。
  • 安永8年8月、佐倉町宿の古文書について質問。
  • 国土地理院発行の地形図「潟町」の一部を提示し質問。
  • 次の文書(室町幕府)の大意・機能について質問。
  • 北海道の礼文町で出土した縄文土器のもつ意味について質問。
  • 研究計画と関連する陶磁器関連の基本知識を、保存科学と美術史・工芸史の観点から質問。

※試験に使用した資料等については、省略しております。


詳細については、以下へお問い合わせください。

総合研究大学院大学学務課学生厚生係

TEL:046-858-1525・1526
E-mail:kousei@soken.ac.jp

国立歴史民俗博物館研究協力課研究教育係

TEL:043-486-4361
E-mail:soken@ml.rekihaku.ac.jp

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