コレクション名:大阪における出版書籍類

58種119点   近世末期大阪の町では心斎橋筋を中心に多くの書林が軒を連ね、出版活動や書籍の流布につとめて大阪における文運を誇り、大阪を文化の町として性格づけられる基盤をつくった。その背景には懐徳堂以来の庶民の学塾の隆盛があり、そのシステムが今日の二部制・公開市民講座に通じるものであった。大阪の学問は儒学だけでなくあらゆる分野にわたり、そのテキスト・教養書としてまた多様多彩な書籍が出版された。