コレクション名:版本源氏物語湖月抄

袋綴明朝装、楮紙、四周単辺、無界、半面12行、藍紙原表紙。  北村季吟の著作で、延宝元年の跋語(あとがき)をもつ。奥付にある書肆四名中に「吉田四郎右衛門」の名が見えるところからいわゆる「吉田版」と呼ばれるものである。これはいわゆる「八尾版」版木の脱漏本文を入木補刻して刷ったもので、初刻本の再版本と見られている。