コレクション名:版本佛果圜悟禅師碧巖録(五山版)

扉に「杭州北橋北街東嵎中張氏書隠印行」「山城州西京妙心禅寺内正眼菴新刊」の文、また巻第一首には建炎戊申(2年1128)普照序、大徳四年(1300)・同九年・同八年序、巻第十末には重刊圜悟禅師碧巖集疏、大徳六年・延祐丁巳(4年1317)後序があり、延祐四年重刊の元版を藍本として妙心寺内正眼菴で開版されたことが知られる。開版の時期は室町時代と推定される。