コレクション名:版本韻鏡

室町時代後期刊、享禄版韻鏡か。中国の音韻学の書物として日本で重用されたもので、巻末に享禄三(1530)年清原宣賢の刊語八行と永禄七(1564)年の校正記があり、ほぼ室町時代末期のものと思われる。中国において韻鏡ははやく亡滅し、日本にだけに伝存した。本資料は音韻学の古典的なものであり、現存する韻鏡版本としては最古のものである。