コレクション名:正親町院記

国書総目録にはみえない史料であり、宮内庁所蔵「正親町天皇宸記」とはまったくことなるもの。正親町院の治世下でも信長・秀吉・家康らの動向をまとめた年代記で、家康を御代として敬称で呼んでいる。江戸初期に正親町院の御代としてまとめて年代記にしたものと考えられる。家記とはことなり、天皇の治世で年代記を区切る史料として貴重な研究資料になりうる。