データベース概要

館蔵『懐溜諸屑』データベース

Futokoroni-Tamaru-Morokuzu Database (Scrapbooks of Comic Storyteller)

公開年月:2007年3月

 本データベースは、全28冊になる貼交帳『懐溜諸屑』について、そこに添付された資料一点ずつの画像に詳細な書誌データを付したものです。
 『懐溜諸屑』は、序文によると入船扇蔵が長年収集してきた様々な刷物などを柳屋秀岱が帳面に貼り付けたものとなっており、天保から安政にわたる時期の約3,400点にものぼる瓦版・商標などが貼付されています。その内容は、寄席や歌舞伎に関するもの、火事や安政大地震に関するもの、店舗の商標や見世物の引札など多岐にわたっており、社会的・文化史的研究に多くの素材を提供するものです。


項目説明

項目名 内容
【資料番号】 本館での管理番号が入力されています。
【資料名称】 資料の分類を[ ]内に入れ、その後に資料表題(内容表題)が入力されています。資料中に名称が記されているものは原則としてそれを入力していますが、内容に合わせて表題を付したものは、( )内に入れています。引札・商標の表題は地名と屋号のみで、取扱品目などの内容は備考1に入力されています。
【年代】 資料の作成年代が入力されています。年代記載が無くとも推定年代が入れられるものは( )内で補記しています。数字は半角となっております。
【西暦年月日】 項目【年代】を西暦を利用した9桁の数値に置き換えています。はじめの4桁が西暦年、次の2桁が月、次の1桁は閏月かどうか(0は通常、1が閏月)、最後の2桁に日が入力されています。年月日がない場合は9が入力されています。年次で干支の記載がある場合は西暦年部分に干支の数字が入力されています(子→9901~亥→9912)。数字は半角入力となっております。
【作成】 版元・作者など、引札などの広告はその主体となる興行主・店主などが入力されています。それらとは別に口上・口述・挿絵の作成者が記載されている場合は備考1に入力されています。
【宛名】 書簡などの宛名が入力されています。
【法量(縦)】 資料の縦の法量がcm単位で入力されています。
【法量(横)】 資料の横の法量がcm単位で入力されています。
【形態】 一般的な形態(冊・状など)ではなく、原本か刷物かの区別が入力されています。
【点数】 点数が半角数字で入力されています。
【位置】 冊中の丁数と位置が入力されています。オは丁の表、ウは丁の裏を示しています。
【備考1】 内容に関する表題以外の補足点が入力されています。分類項目にはない詳細な情報や、店舗の取扱品目・点印・絵師名などが入力されています。
【備考2】 刷・形状などに関する書誌的な補足点が入力されています。
【分類a】 寄席・商業・災害など、内容に関して大きな分類で分けた分類名が入力されています。分類項目はこちらを参照してください。
【分類b】 落語・薬・地震など、内容に関する、より細分化された分類名が入力されています。分類項目はこちらを参照してください。
【分類c】 半札・引札・商標など、形式による分類が入力されています。分類項目はこちらを参照してください。